フットサル戦術1-①足裏トラップ
足裏でボールを扱うクセをつけておこう
フットサルでは、ボールを止めるトラップが信頼関係に直結します。
その為にトラップでボールがしっかり止まることを示すことが重要です。
フットサルのトラップには
足裏トラップが効果的です。
トラップは信頼関係に直結する
仲間からの信頼を勝ち取ろう
フットサルが上達する最初のステップは、トラップがしっかり止まることです。
パスを出しても常にボールが流れてしまう・すぐにボールを相手につつかれて失ってしまうと
いい場所にいても出し手がパスを出すことを躊躇する可能性があります。
これはパスを出した後の未来予想図が頭に浮かんでしまうこともあります。
トラップが微妙に止まらない選手にパスを出した後は、相手DFのプレッシャーが強まる
すぐにフォローに行かなければならず、しかし自分のDFもいるのでどんどんとスペースが狭くなる
最後は全員が相手DFに捕らえられボールを奪われるのではないか
上記のようなことを考えた人は少なくないと思います。
「あの人ならどんなボールでも止めてくれる」という信頼関係
これさえ勝ち取れればパスをもらえる回数も増えていきます。
まずは足裏トラップでボールを止めることができるということを周りに示すことは重要です。
足裏トラップ
足裏の先端を意識
足裏トラップ行う時は、足の親指付近の面を意識してボールを止めます。
土踏まず付近で扱おうとすると、ボールを運び出す際に少しつまずくような感覚になるかもしれません。
上から押さえつけるのではなく、下から包み込むようにします。
ボールはトモダチです。
トモダチは踏みつけるのではなく、包み込んであげましょう。
インサイドではなく足裏で止める理由
フットサルに適応させたトラップ技術
フットサルではボールとシューズの特性上(ローバウンド・靴の裏が平面)足裏でボールをコントロールすることでトラップでボールと体の移動距離を調節できます。
そして目線が重要なポイントになります。
フットサルではすぐに相手DFのボールへのプレッシャーを感じます。
理由は2つあります。
- コートが狭く相手DFとの距離が近い
- 上手いDFはボールが転がっている間に距離を詰めてくる
上記を考えると、トラップは相手DFにとってボールを奪う狙いどころにもなります。
インサイドトラップは瞬間的にボールが足から離れやすく、目線がボールに行きやすくなります。
プレッシャーやプレスを回避するためには、常に周りの状況(味方・敵の配置や動き)を確認しながら
プレーする必要があります。
こうすることで次のプレイに移行する時間を短縮する・相手のプレスを利用して有利に事を進めやすくなります。
これができるようになると、相手DFのプレスが怖い・ミスをしたらどうしようというマイナスイメージ
心理的負担を軽減できる可能性が高まります。
ボールを止めることに必死で足元ばかりを見ている、キレイに止めれたと思ったら目の前にはもう敵がいた。
奪われるのではないかという恐怖に襲われ、質の悪いパスを出して相手にボールをつつかれるというのはよくあります。
目線は相手に考えていることを伝えている
自信のある姿勢は相手を迷わせる
相手DFは目を良く見ています。
下を向いている選手は自分とボールのことで精一杯だなと感じる
顔をあげている選手は色々な選択肢の中からプレイを選んでいると感じる
常に下を向いて足元でプレーしている選手と、顔を上げて状況を確認している選手では相手DFが感じる印象は大きく異なります。
ボールが足の裏で止まったと感じることで自信を持って前を向く姿勢につなげます。
最初は誰しもが不安やミスへの恐怖を感じます。
練習をしながら成功率が上がれば、自然と自信のある姿勢や目線になっていく、
ただ、そこに至るまでの過程はやはり辛かったり苦しい時間になる可能性があります。
まだ十分に自信が持てるほどではないにしろ、
少し自信があるように見せる演技力も必要になってきます。
自分が相手DFにどんな風に見えているかをイメージしたり、動画等で確認してみるといいかもしれません。
足裏の技術はより重要性を増す
足裏で周囲と差をつけていこう
ここではフットサルのトラップの方法として足裏を解説しました。
この先には足裏をトラップだけではなく、様々な場面で応用していく場面が増えます。
初心者だから・サッカー未経験だから足裏を使うのではありません。
フットサルというスポーツにおいて足裏は上級者ほど求められる技術です。
まず足裏でボールをコントロールすることから始める意味は大きいといえます。
自分の周りに足裏でトラップすることを意識しているプレイヤーはどれくらい見つけられますか?
もし少ないなと感じるならチャンスです。
足裏を使う、ただそれだけで周りのプレイヤーとの差をつけやすくなります。
まずは足裏でボールを感じることから始めていきましょう。